2021年4月21日水曜日

● 親の心子知らず 親になりその心を知る

 



息子がこの春休みに短期で中型二輪の免許を取得した。
取得と言うと語弊があるが、教習所は卒業したけどまだ学科試験が終わってない状態。




可愛そうな事にこのご時世で門真での学科試験は予約制になっており、予約が取れず春休み中の学科試験を断念したのだ。
平日は休むことはできないし、最悪、免許取得は夏休みまで伸びる可能性もある。
土曜か日曜日のどっちかぐらいは学科試験を実施してもらえんもんかなと思う。

そういや私もバイク好きの友人に影響され16歳になったら直ぐに原付の免許を、その春休みには中型二輪を取りに行った。
当時はバイクが好きでRGV250ガンマに憧れたていたけどなんだか縁がなく、結局はCBR250に乗ってこの1台でバイクを乗るのを止めた。止めたと言うか車に変わったと言うべきか。
今は諸事情?で中型2輪の免許を失効してしまったので中型バイク自体に乗ることができない(笑)

さて置き、
私の母は子ども達に対してほとんど否定をせずそれぞれの意思を尊重してくれる人だった。ただ、中型2輪の免許を取りに行くことに対しては凄く嫌がったのをよく覚えている。
それでも渋々『ええよ』といってもらいなんとか免許を取得できた。
そして、毎月バイト代でちゃんと返済するからと約束し、親にバイク代を肩代わりしてもらえる所まで漕ぎ着けたのだが、ここで事件が起こる。
母の友人の息子さんがバイク事故で下半身不随になってしまったのだ。この事を聞いた母は突然バイクに乗るのを禁止すると言ってきた。
心配してくれてるのは重々わかったが、バイクに乗れる日が直ぐそこまで来てたのに、奈落の底に突き落とされた私はかなり凹んだ。
もちろん諦めきれない私は母にバイクに乗れらしてくれと懇願し続けた。すると母は、ある条件付きでバイクに乗ることを許すと言ってきた。


物損人身問わず一度でも事故を起こしたらバイクは即廃棄、2度と乗る事を許可しない』と。


乗れるのなら条件なんてなんでもいい。私は快諾した。
その条件のおかげかバイクに乗ってる間は結局事故を起こす事がなかった。
まぁ、単独で転けて怪我する事は数回ありましたが…(笑)

少々話が長くなったが、ふと色々思い出したのは朝にバイク事故を目撃したからだ。
幸い大きな怪我にはなってなかったようだが、若い男性が道路脇で座っていた。
年齢的にも息子と重なり、これからバイクに乗るであろう息子への不安が一気に加速。

と同時にあの時の母もこんな思いだったのかなと。
親になって初めて汲める思い。
おかん、ありがとう。

妻も息子がバイクに乗る事に対して凄く不安にはなっているが、息子のやりたい事や興味のある事に対しては止めるような無粋な事はしたくない。
ただ安全に関しては口を酸っぱくして言っていこうと思う。
バイクは楽しいもの。
大きな怪我や事故をする事なく楽しんで、人生の一つの糧になれば良いと心から願う

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