2021年9月26日日曜日

● 『Live Gamer 4K - GC573』を使用した感想


それなりの期間を使ってみたので感想とか。
少し長くなります。





使った人ならば一度は壁にぶち当たると思われるビデオキャプチャーデバイス

ホント、何かしらのトラブルが発生する超不安定王ですが、ここ約10ヶ月ぐらいはこの『AVerMedia Live Gamer GC573』を使用しています。
4K録画環境を構築するために購入しました。

感想を書く前にあまり必要ではないと思いますが、これまで購入してきたキャプチャーデバイスとその不具合(黒歴史)を紹介したいと思います。


初代Dxtory
デバイスなしのキャプチャーツール(直撮り)。
当時のPCスペックじゃなんともならんかった。もう何年も使ってないんで現在はよく知りません。


二代目ドリキャプ DC-HA1 
PCIe接続でソフトはアマレコTVを使用。

中華デバイス砲。1920×1080@30fpsまで対応しているが、当時のHDDじゃAVIで録画してたら転送速度が全く追いつかないのでFHDでの録画はできず720p@30fpsで運用してた記憶が。
不具合としてよく認識しなくなったのと認識するまでに馬鹿みたいな時間がかかる時が
あり、
これがけっこう辛かった。


3代目SKnet NonsterX U3.0R (SK-MVXU3R)
USB3.0接続でソフトはアマレコTVOBSを少々使用。

謎にAVIでの録画に拘っていた時期。
推奨されたUSBのホストコントローラーじゃないと動作しない可能性があるが1080p@60fpsでの録画が可能。
当時、SSDが発売されストレージ転送速度問題が解消された為買い替え。
これを期にFHD@60fpsの動画をUP開始。ただ、まだAVIで録画していた為容量に関しての問題は解決されなかった。
認識しない、めっちゃ遅延が発生する、音が出ない、色がおかしくなると多々トラブルが発生して悩まされたが一番長い間愛用した。
余談だが、最初に配信された(現在は削除済み)ドライバは不具合でHDCPをごにょごにょできてしまった。


4代目Blackmagicdesign DeckLink Mini Recorder 4K
PCIe接続でソフトはBandicamOBSを使用。

このデバイスからNVencを使ってMP4で録画する方向に完全に切り替えました。
OBSとBMD社製品は親和性が高いと言うこともあって、OBS絡みでは全くトラブルが起こらなかった唯一のキャプチャーデバイス
ただ、Decklinkに付いている冷却ファンが小さく動作時に高周波?のファンノイズが発生。
個人的にはこの音がすごく苦手なので付いてるファンを取り外し、
長尾製作所のM.2 SSD 冷却用ファンステイで代用して冷却して運用していた。(自己責任)
音の問題も解消されて、特に問題もなく1年間動作。

ただ4K30fpsまで対応していないので泣く泣く代替品を探すことに。
代替品候補として同社製でDeckLink Quad HDMI Recorderというのもあるがオーバスペックすぎるし、お値段もオーバースペック。

ファン問題を覗いては個人的に最強のキャプチャーデバイスだった。


で、現在使用している


5代目AVerMedia Live Gamer GC573
PCIe接続でソフトはOBSを使用。

4K60fps、FHD240fps、HDRに対応しており、個人的に探していたスペックを満たしていたので購入。

が、ちゃんと認識させるまでにこれほど苦労したキャプチャーデバイスは初めてでした(笑)

まず、HDMI2.0対応のケーブルを使っていましたが、これの品質が悪くてブラックアウト断続的に発生。
しかもGC573も映像を認識せず。

なので新しいHDMIケーブルを買いに近所の電気量販店に行くと、バカみたいに値段が高いHDMIケーブルしか売ってない。
ダメ元で併設してたホームセンターに行ってみると、なかなかリーズナブルなHDMI2.0ケーブルが売っていたのでこれを購入。

すると、このケーブルでバッチリ認識(笑)
ブラックアウトはとりあえず解消されました。

ホッとしたのも束の間、とりあえず認識はしたものの、けっこうな頻度で信号を認識しなくなる現象が継続して発生。
(FHDソースでは100%認識、4Kソースでのみ発生)



もうこの画面はトラウマですわ(笑)

いまいち原因がわからないので、PCを再起動したり再起動したり再起動したりして、なんとか映像を認識させるようにして騙し騙し使用していました。

が、最初に認識したら映像は途切れる事が殆どなかったんですが、認識後もたまに
発生するようになりLive配信中にシグナルロストをするようにもなったんで、本格的に原因を追求開始。

すると、(ある解像度において認識しない場合)GC573のパススルーを使用してない場合は特殊解像度(EDIDを)調整を試して再試行して下さい、とのこと。

ってことらしい。

私の環境はパススルーを使用せず、分配器で映像を同時出力させていました。
なので早速試してみることに。

しかし、私の環境では効果なし

ならば、メーカーの書き方だとパススルーの使用が前提みたいな感じでしたので、GC573からのパススルー出力をモニターの入力2にぶっ刺して試してみることに。

するとモニター『入力2(パススルー出力)』での認識は少し時間がかかる時がありますが、完全に認識してくれるようになりました。

分配器から出力されてる『入力1』も何故かほぼほぼ認識してくれるように(笑)

更に、たまに音声にプチプチノイズが発生していたのですが、それもほぼ無くなりました。

パススルーを使えって事か(笑)


それでも『映像ソースの出力解像度の情報』『N/A』になっていて今だに認識されてませが、普通に使えてます。(画像はPS5を認識させた時のものです)

これでトラブルは激減して、認識してしまえば良いキャプチャーデバイスだと思いますが、少々腑に落ちないのも正直あります。
買い換えるにしても高価ですし、4K60fps録画対応のキャプチャーデバイスは種類が少なく選択肢が少ないのも悩むところ。
個人的にはUSB接続のものは対象にしていません。

ま、認識しないトラブルも発生してないのでまだまだ使用していくつもりですが(笑)

因みに、付属しているソフト『RECentral』に関してはソフト、ドライバーのアップデートを確認するレベルでしか使用していないので感想は割愛させていただきます。
(OBSで映すよりはこちらの方が
微々ですが遅延は少なく感じました。)



OBSで使用するにあたってBMD社製ほどの安定感はないものの、導入で躓かなければ問題なく使えて個人的には及第点。
私の環境はちょっと特殊な事をしてるのでそれが導入の敷居を高くしてた可能性もありますが…
パススルーの件はもう少しわかりやすくして欲しかったかな。
最初に知ってればおそらくGC573を選んでませんでした(笑)

FHDでの使用であれば全く問題はありません。
(ただFHD60fpsでの使用でしたら他の製品をオススメします)

音声プチプチノイズは稀に発生しますが、環境的な問題かも。

今回のGC573を導入したおかげで『4K』に対して色々と勉強になったので、総合的に見れば個人的には良かったかなと思います。

今後、新しい製品も登場してくるでしょうし4Kキャプチャーの導入はもっと敷居が低くなってくるかもしれませんね。

いや、そうなって欲しいです(笑)


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